旅の最終目的地はフィリピンの首都「マニラ」。初訪問ということもあって、私自身フィリピンに対しての知識は全くなかった。一応基本情報を…。
フィリピンは、日本の約80%ほどの国土に約8800万人が暮らすアジア唯一のキリスト教国。民族的にはマレー系が全体の90%を占めている。現在の国家元首はアロヨ大統領だ。

コタキナバルからのエアアジア便はマニラ中心部の空港ではなく、郊外にあるクラーク空港に降り立つ。元々米軍基地であったところなので、まだ観光客向けの安全な交通手段が整っていない。

フィリピンで最も一般的な乗合自動車「ジプニー」。安価だがエアコンも無く快適性はゼロ。我々は事前に予約してあった快適な大型タクシーに乗り込んでマニラ市内へ向かう。中心部までは約2時間だ。

宿泊はフィリピンを代表する名門ホテル「マニラホテル」。かのマッカーサー元帥も宿泊したことで知られ、日本なら帝国ホテルといったところか。ロビーの天井もご覧のように重厚で格式の高さを伺わせる。

フィリピンの通貨は「ペソ(1ペソ=約2円)」。平均的月収1万ペソ(約2万円)に対する物価は意外に高く、特にガソリンは一時1リッター60ペソ(120円)まで上昇。リッター1200円に相当するということだ!

2006年にオープンした巨大ショッピングセンター「モール・オブ・アジア」。敷地面積では世界でも5本の指に入る大きさを誇る。ショップ数は600。飲食店が150店舗も入っている。マニラの人気観光スポットだ。

店頭のフルーツショップでは、スイカが30ペソ、マンゴーが10ペソで売られていた。食料品はかなり安いようである。モールの裏手がマニラ湾に面した海辺公園になっていて、海から吹き渡る夜風が心地よい。

夕食はモール内にある人気の日本料理店「TANABE」へ。フィリピンの代表的なビール「サンミゲル」で乾杯をする。1瓶60ペソ(約120円)と少々高め。他のレストランなら30ペソ(60円)だ。

私が注文したのは、「鳥照焼きお好み御膳」。ほぼ完璧に日本の味を出せている。ここまでしっかりした日本食を出せる店は珍しい。値段は400ペソ(約800円)。現地の人の1日分の給料にあたる。

翌朝ホテルから見たマニラ市内。1200万人を誇る大都市でありながら緑がとても多い。ちなみに、我々はシティビューであったが、反対側のオーシャンビューの部屋からの眺めはこの上なく素晴らしいそうだ。

マニラ大聖堂。マニラ大司教が本拠を置いており、マニラで最も重要な教会とされる。1581年の創建以降、台風や地震、戦争などで破壊と再建を繰り返し、現在あるのは1958年に再建された6代目だ。

大聖堂前のこの建物は警察か軍事関係の資料館らしいが、外国人観光客は入れないとのこと…。ちなみにこの一帯は、イントラムロス(16世紀スペイン植民地時代の要塞都市)の城壁に囲まれている。

サン・オーガスティン教会。フィリピン最古のバロック様式の石造教会だ。戦争や地震による破壊を免れ現在に当時の姿を残している。創建は1587年で、完成までに20年を要したという。世界遺産に指定。

14ある礼拝堂はそれぞれの天井にイコンが描かれ、当時のシャンデリアやステンドグラスが残されている。ヨーロッパのバロック様式に中国・フィリピンの様式が混ざった、非常にユニークな建物が並ぶ。

サンチャゴ要塞はスペイン統治下の軍事要塞。その後アメリカ統治時代には軍司令部、第二次大戦中は日本憲兵隊本部となった。敷地内には、フィリピン独立の英雄ホセ・リサールが処刑場へ向かう足跡が。

リサールが処刑されたマニラ湾を見渡す地は、リサール公園(ルネタ公園)として整備され、緑豊かなマニラ市民の憩いの場になっている。ご覧のリサールの記念碑は24時間体制で厳重に護られていた。

フィリピンの人気ファーストフード「Jollibee(ジョリビー)」。世界でマクドナルドがシェアトップを握れない国2つの内の1つがフィリピンで、そのトップがこの「Jollibee」。マックより価格設定は低くなっている。

駆け足で回ってきた今回の旅もいよいよ終わりだ。マニラ国際空港でガイドさんと別れチェックインカウンターへ向かう。マニラから成田までは3時間半程度。JALの文字がなんとなく懐かしく感じられた。
終わり
No.516
マニラですか!
そう言えば、キューバ産の葉巻でCORONAってあるんですが
お土産でも日本に持ち込み禁止なんですかね?
そこが知りたいんですが(笑)
日本は滅茶苦茶寒いですよ・・・いいなぁ~!
タバコや葉巻を嗜まないので詳しくはわかりませんが、
その葉巻って何か問題ありなんですか?タバコより葉巻の方が厳しそうですね。
それはそうと、帰国後ずっと寒くてビックリです。風邪を引かないようにせねば。
マニラってあまりイメージが湧きませんでしたけど、歴史的な建物があったりするんですね。テレビではほとんど紹介されませんから新鮮です。
私も全然知らずに行きましたので、意外と言えば意外でした。
ただ中国やマレーシアのように街の隅々へ足を踏み入れることはできません。
観光整備の面だけでなく、治安面での心配もありますからね。